サビ取り剤 ビザーWの紹介

説明書にある通り、ビザーW10CCに水道水20CCを加えてその中にサビた部品を入れます。最初は薄い蛍光の透明黄緑色の液体になります。

サビが分厚く発生している部品、赤錆びが薄く表面を覆っている部品など入れますとすぐにサビが赤紫色に溶けだすのが観察できます。超音波洗浄を併用し、5分超音波、取り出し水洗い、アルコールですすぎ、顕微鏡観察、・・この作業を繰り返しました。説明書には黒変時間は時間単位になっていますが、今回、各車の軸とカナは浸漬してすぐに黒変しました。しかし、数回繰り返すと荒サビが取れ、その後、顕微鏡下で黒変した軸、カナを青棒(研磨剤)をつけた掃除棒や鹿皮で磨くと光沢がでてなんとか使用可能な状態になりました。サビが重症だったので、サビだ出た分、カナや軸の表面が溶けだして凹痕跡が多く見られます。これはやむなし。サビ取りは大成功です。